女殺油地獄

シネマ歌舞伎で「女殺油地獄」を見た。

以前、歌舞伎ではない舞台で見たことがある。

その時は、くっだらない男に殺されて気の毒な事件だな。

というのが主な感想だった。

 

歌舞伎で見ても、好きになれそうもない男が起こした事件だった。

現代に、理不尽な事件がたくさんあるけど、江戸時代から変わらなかった。

主人公がチャーミングに感じられないが、この芝居はそれでよいと思う。

主人公の性格も特に病的に感じないが、大きな甘えと、頼って断られた時の逆恨み、親に良い顔を見せたいという目的のために、大きな過ちを犯してそれに気が付けない。あほだなぁ~。

でも、自ら振り返ると、興奮した恐慌状態で、100%誤った判断をすることがある。取り返しのつかないことをしてしまうことがある。

このお芝居は、自分が困窮したときに誤った選択をしないようにという、教訓があるので見たかいがあった。

 

近松門左衛門の世話物「女殺油地獄

松本幸四郎:油屋の次男・与兵衛

市川猿之助:油屋の女房・お吉

 

昼食:バンバンジーサラダ

夕食:卵とねぎの味噌汁 厚揚げのみそチーズ焼き 肉巻き(オクラ、ピーマン、玉ねぎ)

おいしかったです。